第352話不気味な違和感

「おばあさま、ジャスパーとチェイスに会いたいのなら、私が段取りします。でも、ジェームズには知られちゃだめ」

キアナは凍りついた。

正直に言えば、彼女はずっと前からその二人の少年に会いたくてたまらなかった。

だが同時に、エミリーがトーマス家とジェームズに抱く感情も理解していた。エミリーがトーマス家にわだかまりを抱えているのは明らかで、息子たちを一族の輪へ戻すつもりなどさらさらない。

だからこそ、ひ孫たち全員に会いたいと切望しながらも、キアナは自分を抑えてきた。

恋しさが堪えきれなくなると、彼女はエミリーではなくジェームズのほうをつつき回し、いつになったらエミリーの心を取り戻すのかと問い...

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