第380話ロンズ・チョイス

「エミリー、そっちは全部片づいた?」

「うん、片づいたよ。あと二、三日で戻るつもり」

「それはよかった」

電話の向こうのハーマイオニーの声には、はっきりと安堵がにじんでいた。

だがエミリーは、別のものも感じ取っていた――ハーマイオニーの機嫌がどこかおかしい。何かが胸に引っかかっているような、そんな気配だ。

「ハーマイオニー、何か悩んでる?」

「別に」

「ハーマイオニー」

「わかった、わかった。言うよ」

長い逡巡のあと、ハーマイオニーは小さな声で尋ねた。

「ロン、これからどうするつもりか……何か言ってた? あなたたちに」

「どういう意味?」

「つまり、ラモス家のことで……...

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