第383話夜遅くに病院で...

エミリーとジェームズは車の中で三時間も過ごし、豪雨が少しずつ弱まるのを待っていた。遅れてようやく救助が到着したのは、そのあとだった。

デイモンは仲間たちに指示し、倒木を脇へどかさせると、道を塞いでいた雑草や枯れ枝を片づけさせた。そうして車が通れるだけの道筋を、無理やり切り開いた。

救助隊とともに、ロンとラヴィニアが駆けつけてきた。車に近づいた彼らは、ジェームズが高熱で朦朧としているにもかかわらず、警戒心だけは少しも緩んでいないことに息をのんだ。

ジェームズはエミリーをきつく抱きしめたまま、熱で赤く染まった目で、車外の人間を冷ややかに見据えていた。腕の血管が浮き上がり、今にも誰かに飛びかか...

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