第402章:証拠はありません

エミリーとジェームズは警察署へ急いだ。会議室では、すでにイヴァンが待っていた。

イヴァンはジェームズに検査報告書の写しを手渡した。

「ジェームズ、これが例のDNA鑑定書のコピーだ。見てくれ」

ジェームズが受け取ると、イヴァンはさらに別の書類を取り出して机の上に置いた。

「それから、人形の胴体の中から孤児院にいた全員の名簿が見つかった。マークもベサニーも載っているから、あの孤児院の子どもだったことは間違いない。ほかにも、ずいぶん古い指輪がひとつ入っていた。どれも証拠品として記録済みだから、君たちに渡すことはできない。できたのは指輪を撮影して、書類のコピーを渡すことだけだ」

「イヴァン、...

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