第52章私はメイソンの休職を手配するためにここにいます

エミリーとソーラは、メイソンを叱りつけている教師の姿が目に入るか入らないかのところで、ぎりぎり保育園に駆け込んだ。

エミリーは腸が煮えくり返った。大股で踏み込み、メイソンを背中にかばって叫ぶ。

「この子に手ぇ出せるもんなら出してみなさい!」

教師はエミリーを見た途端、頭痛がさらに悪化した。

少し前、校門前でエミリーがジアとやり合った一件は、まだ皆の記憶に生々しく残っている。

エミリーはジェームズの婚約者にすぎず、トーマス家では取るに足らない存在と見なされていた。だが、何をしでかすかわからない危うさで有名だった。

前回、エミリーがジアに対して逆上した光景を思い出し、教師の背筋に冷たいも...

ログインして続きを読む