第60章使用中

エミリーは中庭に入ると、イワンが使用人と談笑しているのが目に入った。

使用人が立ち去るまで、彼女は黙って待った。イワンはふと振り返り、エミリーを見つけると一瞬だけ驚いたような顔をした。

「やあ、ジョンソンさん。また会えてうれしいよ」

イワンは礼を失さない距離を保ったまま近づいてくる。

エミリーはうなずいた。「コールマンさん。捜査の進捗を伺いに来ました」

「ああ、了解」イワンは眉をひそめ、周囲をさっと見回した。「ここは話す場所としてはあまり良くない。書斎へ行ってもいいかな?」

「ええ」

エミリーはうなずき、五歩ほど間を空けてイワンの後をついていった。

その背後で、大きな木の陰から...

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