チャプター 168

ライリー視点

彼の唇が熱いキスを落としながら首筋を滑り降り、鎖骨を越え、やがて私の胸へと達した。舌先が乳首を弄び、歯で甘噛みされると、私は思わず背中を反らし、唇から本物の喘ぎ声が漏れた。彼の手が私の太ももの間へと滑り込み、指先がすでに濡れて準備万端な秘所に触れる。

「いい反応だ」

肌に唇を寄せたまま彼が呟く。その巧みな指使いに、私は彼の下でもだえ苦しんだ。

彼の唇がさらに下へ、明らかな意図を持って腹部へと移動しようとしたその時、ふと彼の表情に迷いが生じたことに気づいた。眉間にわずかな皺が寄り、瞳の焦点が一瞬遠くを見るように揺らぐ。彼の動きが鈍り、愛撫の手が止まった。

「どうしたの?」...

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