第135章

水原茜はその写真を見つめ、白原留理子に手を出したくなる衝動を、必死で押し殺した。

「……あんたたち、本気で狂ってる。日本でまで違法なことやるなんて」

声を落として吐き捨てる。

白原留理子は鼻でふん、と笑い、またもや「哀れなものを見る」目で水原茜を見た。

「この世の大半の「冒険」なんて、結局は利益のためよ」

白原留理子はM国育ちだが、日本文化にも妙に詳しい。

瞳の奥が、獲物を値踏みするみたいにきらりと光る。

「水原様、知らないの? 儲かるなら、どんなリスクだって踏む人間はいるの」

そう言うと、白原留理子は片手で顎を支え、浜原恵也へ意味深な視線を投げた。

「それに水原様、忘れて...

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