第103章 お前の出番じゃない

「……1000億」

音無佑亜はその話になると腹が立つらしく、不満を一気にぶちまけた。

「ほんと変なやつなんだよ。ケチくさくてさ、最初は2億しか出さないって言うんだ。そんなの、引き受けるわけないだろ?」

自分が直々に動けば、手違いはない。任務達成率は100%。

それなのに2億ぽっち。物乞いでも追い払うつもりかと言いたくなる。

佐藤義哉は鼻で笑った。

「安すぎるな」

彼女の命がたかだか2億で済むはずがない。

1000億でも足りないくらいだ。

「だよな、だよな?」

音無佑亜は気の合う相手を見つけたように、ぱっと嬉しそうに笑った。

だが佐藤義哉は、その顔が気に入らない。

「だ...

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