第151章 すでに伴侶がいる

星野星はその言葉の真偽を深追いしなかった。「赤いハートは、恋人持ちって意味」

「じゃあ、その相手は誰なんだ?」

――ついに聞いた。

星野星は口元をわずかに上げる。「私の相手はゲームの相棒。前に同じギルドに入ってて、クエストの都合で『伴侶』になっただけ」

佐藤義哉はそれでも警戒を解かない。「向こうも同じつもりなのか?」

「じゃなきゃ何?」

好きな相手のことを「兄貴」なんて呼ぶわけがない。

佐藤義哉は鼻先を指でこすり、一瞬だけ気まずそうにしてから、何事もなかったように言った。「ただ、気になっただけだ」

「うん。ただ聞いただけ」

星野星は笑いをこらえる。

佐藤義哉は画面の彼女の...

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