第162章 彼女は兄貴?

「何だって?」オーウェンは目を見開き、「お前、俺の兄貴と結婚したのか?!」

佐藤義哉「……」

「俺の兄貴と結婚したって!?」オーウェンは驚きのあまり、もう一度叫んだ。

佐藤義哉「……」

「まだ結婚してない」

――したいのは山々だ。だが、相手が首を縦に振っていない。しかも彼女はまだ学生だ。結婚の話をするにしても、少なくとも星野星が卒業してからになる。

それに、本人の同意が必要だ。

佐藤義哉は星野星をちらりと見た。彼女が簡単に「結婚」という扉をくぐるとは、どうにも思えない。

不意に、胸の奥の危機感が膨らむ。

先は長い。

話がとんでもない方向へ飛んでいくのを見て、星野星はこめか...

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