第66章 退け、さもなくば死ね!

辻谷寧々は、小白と小緑が自分のせいで何年も苦しい思いをしていたのだと思うと、胸がひどく痛んだ。

あらためて星野星を見る。

まるで、自分にとっての大恩人だった。

「ありがとうございます! 本当に、ありがとうございます!」

星野星は軽く手を振った。

別れたあと、辻谷寧々は部屋へ戻り、掌の中の小白をそっと撫でる。

「ごめんね。今まで私が気づいてあげられなかった。もうこんなろくでもない実は食べさせないから」

亜麻果は全部捨てる。

一つ残らず、ゴミ箱へ。

ようやく肩の力が抜けた――そう思って部屋へ戻ると、そこに見慣れた人影があった。

辻谷寧々はぴたりと足を止め、淡々と口を開く。

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