第67章 心蝕の毒

一合、星野星は見抜いた。こいつら全員、手練れだ。腕前は影刃より少し落ちる程度。

――おかしい。

東村西は以前、彼女とやり合っている。こちらの力量を知ったうえで、こんな連中を連れてくるなんて。犬死にしに来たわけじゃないはずだ。

胸の奥はむしろざわついた。警戒をさらに強め、手を出すのも一層慎重になる。足元に転がっていた腕ほどの太さの枝を、さっと拾い上げた。

連中は武器持ち。大半は短刀。

それに、長鞭を振るう者が一人。

多勢に囲まれる状況は慣れている。ひとりで薄く見えるが、実際は手足を存分に振れる。むしろ、やりやすい。

一人、また一人と倒れていくたびに――少し離れたところで、東村西が...

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