第70章 ヒントはないのか

外は手を伸ばしても見えないほどの闇に沈み、唯一の明かりはエレベーターの薄暗い灯だけだった。

そんな状況では、案内役の笑みさえどこか不気味に見える。

誰もが顔を見合わせ、最初に外へ出る役を引き受けようとはしない。

「何か手がかりはないんですか」

静まり返った空気の中、不意に星野星が口を開いた。

案内役は彼女をちらりと見て、妙に素直に答える。

「外は皆さん自身で探索していただきます。お二人の先輩が残した信物を見つけてください」

「信物って何ですか」

「それはお教えできません」

それ以上は話す気がないらしい。

一同がためらっている間に、星野星は真っ先に足を踏み出した。

皆はぎ...

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