第85章 説明しろ

星野星が研究室を出て、ようやく外がすっかり荒れているのを知った。

仮面を外し、ドクター星野の学生――星野星として建物を出る。廊下を歩くだけで、あちこちから妙な視線が刺さった。

青山真楠からはすぐに電話が来た。声はいつになく硬い。

「誰かが意図的にお前を潰しに来てる。会社のハッカーにも動かせたが、相手のファイアウォールが固すぎる」

「いい。私がやる」

そもそも会社はその手の分野が得意じゃない。腕の立つ人間を集めたところで、彼女には及ばない。

星野星は白い車を走らせ、佐藤家へ戻った。

佐藤家には、調査局の人間が上がり込んでいた。

佐藤奥さんが星野星の手を取る。親しげな仕草とは裏腹...

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