第34章 醜い

目黒千音が戻ってくるなり、目黒家当主と小島玲は火薬庫に火がついたみたいに一気に爆発し、その場で千音を吊し上げた。

「目黒千音! お前、何をしでかした!」

ソファに座っていた当主は、千音の姿を見た瞬間、勢いよく立ち上がった。

「私が、何をしたっていうの?」

千音が言い返した途端、当主の怒りはさらに燃え上がる。ぎろりと睨みつけ、大股で詰め寄ってきた。

「目黒千音、ちゃんと説明しろ。昨日の生配信は、いったいどういうことだ!」

突き出された指先が、まっすぐ千音の鼻先を狙う。

小島玲もソファから慌ただしく立ち上がり、当主の後を追いながら、あるはずもない涙を指で拭う仕草をした。

「思月ち...

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