第120章

ミモザを一口飲むたびに、すぐに頭に血が上っていくのがわかった。ちょうど二杯目のミモザを飲んでいるときに料理が運ばれてきて、私はJPに言った。「ちょっと一口食べてから話の続きをするわね。このミモザ、目の間にガツンと来てる」「ああ、そうだった。君は酒に弱いんだったな」「ええ、まあね。勉強しながら一人で人間を育てなきゃいけなかったんだから、浴びるように飲むなんてできなかったでしょ?」「まあ、そうだろうな。さあ、話の続きをどうぞ」「それでね、彼はニッキーに私の大学時代の古い友人だって自己紹介したの。ニッキーは私の過去の知り合いに会えたのがすごく嬉しかったみたいで、すぐに彼と意気投合したのよ、JP。信じ...

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