チャプター 138

ニコラス

ニッキーの宿題が終わると、俺はニコルに自分のアイデアを話したくてたまらなくなった。ニッキーがテレビを見てもいいかと尋ね、俺とニコルは二人ともいいよと答えた。俺はダイニングルームから椅子を一つ持ってきて、ニコルが座っている場所まで運んだ。「どうしたの?」俺が隣に腰を下ろすと、彼女が尋ねた。「いや、何でもない。ただ、アイデアがあるんだ。でもその前に、一つ質問したいことがある」「ええ」「気に入らないかもしれないけど」「いいから聞いて、ニコラス」彼女は少し苛立ったように言った。「ただ、これを尋ねるのには理由があるってことだけ、覚えておいてくれ。いいかい、それを心に留めておいてほしい」「わか...

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