第150章

ニコラス

部屋に戻ると、ニコルはちょうど皿を置いたところだった。彼女が皿の上をすべて平らげたのを見て、俺はとても嬉しくなった。もっといるかと聞きたかったが、今夜はあまり調子に乗らない方がいいだろうと思った。「あと十分、起きていられるかい?」俺は尋ねた。彼女は少し戸惑ったような顔で俺を見た。「いや、セックスを求めるつもりはないよ。シャワーを浴びたいんだけど、そのあと君にマッサージをしてあげたいんだ」「あら、それなら起きていられるわ」「よかった。十分で戻るから、寝るなよ」「ええ」バスルームに向かいながら、彼女がメモ帳とペンを取り出すのが見えた。あれで起きていてくれるといいんだが。できるだけ早くシ...

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