チャプター 182

ニコラス

ジェイソンが戻ってきたとき、デイビッドは俺のオフィスにいた。彼はオフィスにひょっこり顔を出して言った。「ニコラス、戻りました」

「入れよ、ジェイソン」

「お前がいない間に色々あったぞ」

「二時間しか席を外してませんけど」

「ああ、まあな。設計するアプリが二つある。ここにいるデイビッドは、フリッツ氏の担当者とアポを取る必要がある。それに、俺が会社を引き継いだ時に手放した事業部門を再開するんだ」

「何って、コンピューターの保守サービス事業のことか?」

「そうだ」

「待って、iPad取ってきます」ジェイソンは一旦姿を消し、すぐに戻ってきた。「オーケー、デイビッド。いつなら彼らと会えますか...

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