チャプター 200

ニコル

ニコラスと一緒にお風呂に入って、彼と話しているだけで気分がずっと良くなった。まるで心の中のものを全部吐き出しているみたいだったけど、彼はそれを受け止めてくれる。彼のそういうところが大好きなんだ。ううん、彼の好きなところがまた一つ増えたって言うべきかな。お風呂から上がると、ニコラスは先に湯船を出て体を拭き、腰にタオルを巻いてから、私が上がるのを手伝ってくれた。「ありがとう、ニコラス」「何が?」彼は少し戸惑ったように尋ねた。「急かさないで、話を聞いてくれたことよ。話す必要があったの」「どういたしまして、ニコル。いつでも話を聞くよ。いつだってね」

ウォークインクローゼットへ行き、二人で服...

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