チャプター 238

ニコル

夜と朝があっという間に過ぎてくれて、本当に助かった。もっとも、ニコラスは早く過ぎたなんて思っていないだろうけど。私たちは二人ともへとへとに疲れ切っていた。女の子たちは怖い話をしたり、男の子の話をしたりで、ほとんど眠らなかったのだ。男の子の話についてはあまりいい気はしなかったけれど、彼女たちは女の子だし、しかもティーンエイジャーだ。つまり、男の子の話は彼女たちの生活の一部、いや、今のところは生活の大部分を占めていると言ってもいい。イザベラが、みんなの親が迎えに来る前に、女の子たち全員にパンケーキを作ってくれた。最後の子がドアから出ていくと、ニコラスと私は大きなため息をつき、リビングル...

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