第二十八章

ニコル

結婚式の朝。私とニッキー、それにJPはザ・プラザに泊まった。支度をしたり、写真撮影の一部を行ったりできるよう、ハネムーンスイートを取っていたのだ。ニッキーとJPが中で話している間、私は外のパティオに座って紅茶を飲んでいた。これまでの人生を、そして何が私をこの場所まで連れてきてくれたのかに、思いを馳せていた。

ニッキーを妊娠しているとわかった日から今この瞬間までを振り返ってみると、ニコラスと私がよりを戻すなんて、ましてや結婚し、彼が自分の娘を隠していた私を許してくれるなんて、夢にも思わなかった。でも、すべてのことには理由があるのね。つまり、もし私が妊娠中、そしてニッキーが生まれてから...

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