第126章

ハンナ

レイエス教授が授業を終えると、私は指を伸ばし、夢中でノートを取っていたせいでできたつりをほぐそうとした。スケッチブックは、講義の最中に降ってきた走り書きのアイデアや布地の提案、粗いラフでいっぱいだった。

「頭が爆発しそう……」とつぶやき、ノートを閉じてバッグに滑り込ませる。

「いい意味で? それとも悪い意味で?」ジョンが、手慣れた動きでマーカーにキャップをはめながら訊いてきた。

「いい意味、かな?」こめかみを揉む。「いま、五十個くらいのコンセプトが我先にって感じでぶつかり合ってる」

ゾーイは道具を色分けしたポーチに仕分けしながら、勢いよくうなずいた。「わかる。もう今夜は寝ない...

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