第149章

レオナルド

リビングルームの隅にあるバーへ歩み寄り、マッカランを指二本分ほどグラスに注いだ。琥珀色の液体は、クリスタルのタンブラーの中で揺らすたびに光をとらえてきらめいた。

「この一連の件でいちばん引っかかるのは何かわかるか?」ひと口含んでから、俺は言った。「時期だ。最初はホテル、次がヨット、そして今度はドミニクを使ったこの手の込んだ仕掛けだ。誰かが段階を上げてきている」

ジェームズはエレベーターのそばに立ったまま、まだ携帯を手にしていた。「俺も同じことを考えていました。どれも行き当たりばったりの襲撃じゃない。そこにはパターンがある。戦略も」

「そのとおりだ」俺はウイスキーを一息に飲み...

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