第十五章

ハンナ

私たちは、頭を空っぽにして見られるコメディーシリーズに落ち着いた。笑いどころが十分あって私の気を紛らわせてくれるけれど、母が病院にいるのに夢中になりすぎて見ていることへ罪悪感を抱くほどでもない、そんな作品だ。私が再生ボタンを押すと、エマはソファの背からスローブランケットを引っ張ってきて、私たちの膝の上にふわりとかけた。

三話を見終え、ワインももう一杯飲んだころには、まぶたがずしりと重くなっていた。母の秘密の借金を知ったこと、その額の大きさを飲み込もうとしたこと、病院に通ったこと――一日のストレスが、ようやく私に追いついてきたのだ。

「寝落ちしそう」エマが肘でつつく。「私、帰ろうか...

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