チャプター 17

ハンナ

見慣れないカーテンの隙間から朝日が差し込み、目を覚ました。身体のあちこちが、忘れていたはずの場所まで甘く痛む。しばらくの間、自分がどこにいるのかわからなかったが、すぐにすべてが押し寄せてきた。レオナルド。シュガーダディ。夜更けまで続いた、頭が真っ白になるようなセックス。

伸びをして、脚の間のひりつくような痛みに顔をしかめながら、巨大なベッドの向こうへ手を伸ばす。空っぽ。隣のシーツは冷え切っていた。

「サルヴァトーレさん?」昨夜あれだけ叫んだせいで、声がしゃがれている。

返事はない。

上体を起こし、絹のシーツが腰のあたりにとろりと溜まるのを感じながら、豪奢なホテルスイートを見渡...

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