第173章

ハンナ

彼はみるみるうちに溶けていく氷の塊を私の中へ滑り込ませた。その冷たい侵入に、私は彼の身体にびくりと跳ねた。立て直す間もなく、彼の口がまた私の秘裂に落ちてくる。氷とは真逆の、舌の熱が衝撃のように走った。

「やだ……もう……」

私はうめき、カウンターの縁を握る手に力を込めすぎて、指の関節が白くなる。

レオナルドが私に口づけたまま低く唸る。その震えが、ただでさえ圧倒されそうな快感にさらにもう一層重なった。氷は私の中で溶けていき、冷たい水が自分の蜜と混ざり合う。そのあいだも彼の舌は、容赦のない正確さで私の突起を責め続けていた。

もう達してしまう――そう思った瞬間、彼はふいに離れた。

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