チャプター 21

ハンナ

わたしはソファにもたれ、携帯をスクロールしながら、この二十四時間で起きたことをどうにか頭の中で整理しようとしていた。追い詰められた学生だったはずの人生が、気づけば文字どおりマフィアのボスのシュガーベイビーへと変わっている。状況のすべてが、どこか現実離れしていた。

ドアをノックする音に、わたしはびくりと肩を跳ねさせた。レオナルドが応対に向かう。

「おお、ジェームズか。ちょうどいい」

いくつものガーメントバッグと紙袋が運び込まれ、ベッドの上に広げられた。見覚えのある高級ブランドのロゴだった。これまでショーウィンドウ越しに眺めることしかできなかったものばかりだ。

「ありがとう、ジェ...

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