第二十二章

レオナルド

「断固としてお断りだな」アンソニーはグラスを飲み干し、きっぱりとした手つきでテーブルに置いた。「そのおまえのちっぽけな諜報ごっこなら、ほかを当たれ。こっちは忙しいんだ。今期は売り上げが二割も伸びてる」

「信用できる人間が必要なんだ」

「警備チームを信用しろ。そういう連中に金を払ってるんだろう」

「今回は話が違う」私は言い募った。「個人的なことだ。ヴィクトリアは何かを知っている――あるいは、何か特定のものを探している。そして、それがこの一連の襲撃とつながっているかもしれない」

アンソニーは笑った。だが、そこに愉快さはひとかけらもなかった。「自分を破滅させようとしてるかもしれ...

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