第二十三章

ハンナ

ホーソーンには、授業開始のほぼ一時間も前に着いた。講評の前にスケッチへ最後の仕上げをいくつか加えておきたかったのだ。コーヒーを片手に、ポートフォリオを脇に抱え、アトリエへ向かう廊下はまだひっそりしていた。

ここ数週間は、授業に課題に、製図台にかじりつく長い夜の連続で、目の回るような忙しさだった。学期末が近づくにつれ、プレッシャーは増していく。最終課題の提出まで三週間もないのに、私の作品はまだ詰めが甘い。

誰もいないアトリエの大きなテーブルに、制作途中のものを広げた。最初に思い描いたころからコレクションはずいぶん変化していたが、手の届くラグジュアリーという軸は変わらない。線はよりす...

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