チャプター 237

ハンナ

エマは飲み物を大きくひと口すすってから、ボックス席の背にもたれかかった。「それ、あんたにぴったりじゃない。ムーンビームでラテ作ってるより、ずっといいわ」

「ほんと、それ」私は朝の猛烈な忙しさのシフトを思い出して笑った。「でも、あの仕事も非常勤で続けるつもり。ポートフォリオを作り上げるあいだ、収入源は多いに越したことないし」

「賢いじゃない」エマはテーブルの上のボウルからナッツをひとつかみ取った。「授業はどう?」

私は銅のマグの中でライムがぷかぷか揺れるのを見つめながら、飲み物をくるりと回した。「死ぬほど高い。でも、その価値はある。教授がね、来年の春の新進デザイナー展示会に応募してみろ...

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