チャプター 30

ハンナ

「俺がイっていいと言ったか?」と彼は尋ねた。その声は危ういほど静かだった。

「ううん、でも……」

「そのとおりだ」

彼は濡れて艶めく指を私のお尻にぬぐい、肌の上に湿った筋を残した。

「許可を出すまで、イくな」

言い返しそうになるのを止めるため、私は唇を噛んだ。これは彼の舞台で、ルールも彼のものだった。

「立て」

そう命じて、彼は一歩下がった。

私は身を起こした。脚はまだふらつき、解放を奪われた秘所はずきずきと脈打っていた。彼はあの強い眼差しで私を見つめ、乱れた姿をじっくり見渡す。胸の下まで押し下げられ、腰の上までたくし上げられたドレス。脇へずらされた紐ショーツ。

「全部...

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