チャプター 46

ハンナ

私はタンクトップを胸の上まで引き下ろし、蹴り脱いでいたショートパンツに手を伸ばした。

映画の残りは、パリを舞台にそのカップルを追い、ふたりの関係が単なる肉体のつながりを超えてどう変わっていくのかを描いていた。最後には、夕暮れのセーヌ川沿いを手をつないで歩きながら、一緒の未来について語り合っていた。

エンドロールが流れはじめると、私はしばらく黙ったまま座っていた。携帯が震え、物思いから引き戻される。マイケルとロイヤル・ローストで会う約束を知らせる通知だった。

「やばっ!」

私は飛び起きて時間を確かめた。支度をして店に着くまで、一時間もなかった。

急いでバスルームに駆け込み、手...

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