チャプター 48

ハンナ

ウェイトレスが二杯目の飲み物を運んできて、マイケルは長くひと口飲んでから話を続けた。

「キャロラインのあと、ちょっと羽目を外してたんだ」そう言って、グラスの縁を指先でなぞる。「完璧な彼氏でいよう、その次は完璧な最高経営責任者でいようって、ずっとそこばかりに気を取られててさ。気づいたら、普通の男として肩の力を抜いて生きるってことを忘れてた」

私は眉を上げた。好奇心がむくりと頭をもたげる。「その“羽目を外す”って、具体的には?」

マイケルは笑い、首筋にうっすら赤みが差した。「違法なことはしてないよ、そういう意味なら。ただ……いつもの俺より、だいぶ抑えが利かなかったってだけ」

「わ...

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