チャプター 82

レオナルド

フライトの残りは、ほとんど会話もなく過ぎた。買収関連の書類に目を通し、交渉の要点を書き留め、明日の会合に向けた戦略を組み立てる。テターボロに着陸する頃には、攻め筋ははっきりしていた。

滑走路脇には黒いマイバッハが待っていた。運転手が荷物を積み込むあいだ、カイリーが翌日の予定を確認する。

「アーチャーのスイートは用意できています」車に落ち着くと、彼女は言った。「取締役会は明朝九時、本社の会議室です」

腕時計に目を落とす。「法務チームとの通話を朝七時に入れてくれ。直前の懸念点を洗い直したい」

「すでにカレンダーに入っております、ボス」

マンハッタンへ入る道は予想以上に時間が...

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