スターヴ・オン・イット

ケイン

アメリアは、俺が何かを禁じるとひどく嫌がった。

口には出さない。だが、俺が命令を下すたび、彼女の肩がこわばり、絆を通してかすかな反抗心が伝わってくるのがわかった。指図されるのが昔から嫌いなのだ。今回も例外ではなかった。

「俺抜きであれに近づくな」その朝、俺はきっぱりと告げた。彼女が反論できないよう、その顎を捉えて目を合わせさせる。「俺なしでこの山を離れるな。わかったか？」

彼女の唇が開きかけた。まるで言い返すかのように。俺がこよなく愛する彼女の中のあの炎を思い出させるかのように。だが、彼女は言葉を飲み込み、視線がほんのわずかに和らぎ、そして頷いた。絆を通して安堵が伝わってきた。

まだ...