第24話

ミッシーが出て行った後、俺は寝室に入った。テッサはベッドに上体を起こし、ただ横の窓から外を眺めていた。俺は彼女に歩み寄り、ベッドの端、彼女の隣に腰を下ろした。だが、怖がらせたりしないよう、近づきすぎない距離を保った。サイドテーブルには薬が置かれているのが見えた。

「何か食べるか?」と俺は尋ねた。

「ううん。大丈夫、ありがとう」彼女はそう言って、自分の腕に視線を落とした。そこは、彼女自身が皮膚を削ぎ落としてしまった場所だ。だが、もう体内にトリカブトの毒は残っていない。すぐに治るはずだ。

テッサは深く息を吸い込み、それから俺の方を向いた。

「ごめんなさい」彼女は囁くような声で言った。

「...

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