第71話

皆もう寝静まっているし、かなり酔っ払っていたから、あの写真を彼らに見せるにはタイミングが悪すぎた。皆が起きてからにするつもりだったが、私はどうしても不安を拭いきれずにいた。タイラーはそんな私の手を取り、屋敷の中へと引き戻すと、私を部屋まで連れて行った。

「大丈夫だ。奴は昼間には攻撃できない」タイラーが言う。

「ええ。でも、あの魔女ならできるわ」私はそう言いながらクローゼットに入った。タイラーが背後に近づき、私のストラップレスドレスのジッパーを下ろす。

「このドレス姿がどれほど好きか、言ったっけ? 今夜の君がどれほど美しいかも」彼が尋ねた。

「一度か二度は聞いた気がするわ」

「本心だよ...

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