第78話

カメラマンがもうすぐやって来て、私たちを連れ去ってしまうだろう。だからその前に、タイラーと私は二人きりの時間を過ごそうと中に入った。

「とても美しいよ、ピーターソン夫人」タイラーは私にキスをしながら言った。

「あなたこそ、見違えるほど素敵よ、ピーターソンさん」と私は返す。

「今日、君から離れているのは死ぬほど辛かった」彼は私の腰に腕を回して言った。

「まあ、それももう終わり。私はここにいるわ。どこにも行かない」

「ああ、絶対にそうはさせない」彼は力強く答えた。

カメラマンが私たちを見つけ出すと、私たちは家の中に入り、そこで何枚か撮影することになった。パックハウスは階段や内装が素晴ら...

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