第115章

消したの?

さっき開いたときは、確かにまだあったのに。

瑚夏はマウスを握り直し、トレンド欄を開く。

そこにはもう、「椎名遥は椎名家の一人娘」という話題の影も形もなかった。

結城朔夜、仕事が早すぎる。

……いや、早いのはいいけど。

トレンドを下げるのって、めちゃくちゃ高いんだけど!

この出費、どう考えても無駄じゃない?

「ママ、今夜は四宮薫と約束があるから、帰り遅くなるかも」

【朔夜と病院でご飯食べるって約束したでしょ?】

やばい。

瑚夏、完全に忘れてた。

昨日、病院を出るとき――確かに結城朔夜に「今日、仕事終わったら行って一緒に食べる」って言った。

「四宮薫のほう先...

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