第126章

四宮薫が金井謙のことを「恋愛脳」だと言ったのは、資料を見る限り、誇張でもなんでもなかった。

金井謙は成績優秀で、K市随一と名高いデザイン学院に進学している。

同じ大学に恋人がいて、専攻も服飾デザイン。

彼女はおしゃれが好きで、ブランド物も欲しがる。だが家は裕福ではなく、出費を支えきれなかった。

そこで彼女は、違法なネットローンに手を出した。

利息は目を疑うほど高い。返済が追いつかなくなり、金井謙が自分の金で一部を肩代わりした。

とはいえ、彼は卒業したばかりだ。大金などあるはずがない。家にも頼れない。焼け石に水だった。

相手は彼女に「接客で返せ」と迫った。

要するに、男と寝て金...

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