第129章

20分後、ふたりがようやく終えると――。

工藤海は椅子にもたれ、林田日菜子はその膝に跨ったまま、頬を上気させて息を整えていた。

海の手はまだ、日菜子の胸元を名残惜しそうに揉み続けている。

「もう、いいってば。どれだけ触ってるの?」

声は甘く、目尻には媚がにじむ。

「触られるために付いてんだろ。初めてお前を見た瞬間から、揉みたくて仕方なかった」

「……このスケベ!」

「こういうの好きなくせに」

工藤海は下卑た笑みを浮かべたまま、言い終えるより先に唇を重ねた。

日菜子は少し押され気味になりながらも、肝心なことだけは忘れない。

腕を工藤海の首に回し、胸を寄せて彼が吸いやすいよう...

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