第137章

瑚夏は声を聞いただけで、小林美子だとわかった。

――まさか、西川真理までいるなんて。

西川真理は昔から「上品」路線だ。控えめなのに、隠しきれない品の良さがある。

一方の小林美子は、今日はやけに派手だった。

瑚夏は内心で舌を巻く。

少し会わないうちに、センスがずいぶん変わった。

前から多少は見栄っ張りだったけれど、ここまで露骨じゃなかったはずだ。

両腕の手首に、合わせてブレスレットが5本。

成金がそのまま人間になったみたいな盛り方。

つい目が行く。小林美子の首元のネックレスは有名ブランドで、値札は160万。

以前の彼女が着けていた中で一番高いものでも、100万には届いていなか...

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