第145章

翌日、瑚夏は結城家の旧宅で目を覚ました。

階下へ降りると、リビングにはお爺さんとお婆さん、それに結城朔夜と結城悠馬の兄弟が揃っていた。

「従兄、具合はどう?」

昨日、朔夜と一緒にレストランへ着いた途端、電話が入ったのだ。悠馬の頭痛がぶり返した、と。

瑚夏は慌てて旧宅へ駆けつけ、悠馬に鍼を打った。気づけば夜も更けていて、そのままこちらに泊まることになった。

寝たのが遅かったぶん、起きるのも遅い。

「もう痛くない。従妹、助かったよ」

悠馬は申し訳なさそうに眉を下げた。

「朔夜との予定まで潰しちゃって……」

「潰れてないよ」

瑚夏がさらりと返すより先に、西川彩花が朔夜を見て、く...

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