第159章

瑠園。

宴はまだ続いていた。

今夜招かれているのは、いずれも家族連れ。椎名家と日頃から付き合いの深い政財界の名士ばかりだ。

瑚夏はずっと結城紗耶の傍について回り、次から次へと「正式なご挨拶」をこなしていく。

名前を名乗り、職業を聞き、子どもが通う学校の話になり――最後は決まって、互いを褒め合う。

瑚夏は思った。

今夜だけで、一生分の社交辞令を浴びた気がする。

実際に会話の主導はほとんど結城紗耶で、瑚夏は横で品よく微笑み、必要なときだけ口を挟むだけ。

それでも、疲れるものは疲れる。

頬が引きつって、表情が固まっていくのが自分でもわかった。

渡辺芽衣への反撃投稿は、トイレに立...

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