第14章 神崎さんは私のスリーサイズの方が興味ある?

審査員席の紅一点。しかも最年少でありながら、周囲を囲む年配の専門家たちを前にしても、彼女は一歩も引くことなく、終始毅然とした態度を崩さなかった。

だが、近藤七海はやはり懸念を拭えずにいた。

彼は言いにくそうに、主君であるボスへと視線を向けた。

水瀬遥人は冷淡な声を上げる。

「言いたいことがあるなら言え」

近藤七海は慌てて口を開いた。

「もちろん、水瀬社長のご判断を疑っているわけではありません。彼女があの七年前のサミットで一躍脚光を浴びた『ビジネスの天才』であることは承知しています。今の西園寺グループの地位も、彼女の存在なくしてはあり得なかったということも。

ですが、いかに彼女と...

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