第219章 クズ男と悪女、さっさとくっつけ

橘薫は見かねて、神崎彩を強引に自分の背後へとかばい、西園寺蓮を睨みつけた。

「ふざけないで! このクズ男! もうアヤちゃんに近づかないでよ。あんたはお似合いの女と一生鎖で繋がってればいいの。うちのアヤちゃんを巻き込まないで!」

西園寺蓮は罵声を浴びせられても、口をつぐんだままだった。

神崎彩は構わずにその場を立ち去る。

それを見た西園寺蓮は、未練がましくその後を追った。

すぐ近くから、一台の車が近づいてくる。

速度は出ていない。のろのろとした安全運転だ。

だが、神崎彩が横断歩道を渡り始めたその瞬間、車は急加速し、猛スピードで彼女めがけて突っ込んできた。

神崎彩はとっさに後ずさ...

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