第222章 梯子を外す手口がまた上達した

これは海外の建設プロジェクトだ。成功すれば莫大な利益が見込める。多くの人間が虎視眈々と狙っているのも無理はない。

だが同時に、最難関の案件でもある。極めてチャレンジングだ。

だからこそ、神崎彩は挑んでみたかった。

資料を棚に戻そうとしたその時、水瀬遥人が口を開いた。「気に入ったなら、持って行け」

「本当ですか?」

彼女は驚きと喜びの入り混じった表情で彼を見た。その瞳の中で、星がきらめいている。

水瀬遥人は呆れたように笑った。「仕事をさせられるのがそんなに嬉しいか?」

「はい! 仕事大好きですから。愛してます」

近藤七海が彼女のそばに寄り、こっそりと耳打ちした。「社長ってば、彩...

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