第324章 どうやら馬鹿のようだ

言わずもがな、やはり水瀬遥人の出馬に限る。

彼の名義で約束を取り付けたことで、神崎彩は容易に石塚お爺さんと面会できた。

石塚お爺さんは元々、水瀬遥人の顔を立てて、神崎彩に発言の機会を与えたのだ。

神崎彩は直ちに、再構築した企画書を提示した。

一読した石塚お爺さんは目を見張り、感嘆の眼差しを彼女に向けた。「この企画書、君が作ったのかね?」

神崎彩は頷いた。「はい」

石塚お爺さんは感嘆のため息を漏らした。「やれやれ! 水瀬遥人の小僧め、実に目端が利く。優秀な人材をことごとく囲い込みおって」

神崎彩は微笑んだ。「石塚お爺さん、過分なお褒めの言葉です。私は運良く、水瀬社長のようなボスに...

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